「動物病院のお仕事って何ですか?」

2016年 春

こんにちは
 
よしむら動物病院院長の吉村正剛です。
 
よしむら動物病院には、小学3年生から中学1年生までの、たくさんの子ども達が教育の一環として、見学や職場体験学習にやってきます。
 
その中で、小学3年生の子ども達とのQ&Aコーナーがあるのですが、
 
その質問の中に
 
「動物病院のお仕事って何ですか?」
 
があります。
 
院長である私はいつもこうお答えしています。
 
「動物病院のお仕事はふたつあります。ひとつ目は、動物たちが病気をしたときに、病気を治すこと。
そしてもうひとつは、動物たちが病気しないように、病気にならない方法を、飼い主さんに教えることです。」
 
そしてこのタイミングで逆に私から子ども達に質問します。
 
「きみたちは、病気になりたいですか?」
 
全員がおもいっきり首を横に振ります。
 
中には「ゼッタイにイヤツ!」と大きな声で答えてくれる子もいます。
 
「だよね。病気になりたくないよね。そしたら、きみたちは病気にならない方法を知っていますか?」
 
と聞きます。
 
「ラジオたいそう!」
 
と飛び切り元気に答えてくれた子がいましたが、ほとんどの子どもが小さく首を横に振ります。
 
「それじゃ、きみたちができる病気にならない簡単な方法をとくべつに教えてあげます。」
 
この瞬間、子どもたちの姿勢が少し前のめりになります。
 
そして手にしていた、えんぴつを握り直します。
 
私が最も好きな瞬間です。
 
「教えてほしいひとっ?」
 
「は〜いっ!は〜いっ!」
 
かなり心をつかんでいます。
 
「それでは、教えましょう。ひとつめは…」
 
ググッと子どもたちの体にちからがこもります。
 
 
「たくさん寝ることです。」
 
「へぇ〜そ〜なんだ。」
 
「みんなはいつも何時に寝てるかな?」
 
「9時〜、10時〜、11時〜」
 
結構遅いなと感じます。
 
「からだを大きくしたいですか?したいひとっ?」
 
「はあ〜い!」
 
全員が手をあげます。
 
「病気にならないようにするためと、からだを大きくするためには、たくさん寝ること。これはゼッタイです。」
 
かなりの筆圧でえんぴつを走らせています。
 
「からだは寝てるあいだに、大きくなったり、強くなったりしています。
なので、たくさん寝れば寝るほど大きくなるし強くなります。
どんなにおそくても、9時にはおふとんの中に入ってください。できるひとっ!」
 
みんな一斉にビシッと手をあげます。
 
「すごいね〜。みんなすばらしいです。みんなすばらしいので、ふたつめをお話しします。
ふたつめはウンコです。」
 
「え〜っ!」
 
男の子たちは結構よろこびますが、女の子たちはちょっと引きます。
 
「おそうじしないで、ゴミだらけでハエがブンブン飛んでいて、ゴキブリがたくさんいるきたなくて、くさ~いお部屋と、
いつもきれいにおそうじしてゴロゴロ寝転ぶことができるキレイでい~においがするお部屋どっちがいい?」
 
「キレイがいい〜!」
 
「でしょ。キレイがいいよね〜。ウンコを出すのは、お部屋をおそうじしてゴミを外に出すことと同じことなんだよ。
だからからだはいつもキレイでい~においだよ。」
 
これで女子も納得してくれます。
 
「だから、ウンコはゼッタイにがまんしてはいけません。
学校でじゅぎょう中にウンコしたくなったら、手をあげてトイレに行ってきます。
って言って行きましょう。言えるかな?」
 
ここはなかなか一斉に「は〜い!」とは行きません。
「それでは、毎日あさウンコをしてから学校に行きましょう。できるひとっ!」
 
「は〜い!」
 
なんとなく同意みたいな感じです。
 
健全な排泄なくして、健康はゼッタイに不可能です。
これだけは断言できます。
腸内細菌のコンディションは、感情、思考、肉体、精神、人格、行動、言動、人生すべてにリンクしているからです。
大人たちは、もっとウンコに注目してもらいたいと思います。
 
「みっつめは、たくさん外で遊ぶこと。みんなゲームとかしてる?」
 
「してる〜!」
 
これは100%「してる〜!」という答えが返ってきます。
 
「さっき、からだを大きくしたいってみんな言ってたよね。
外でからだを動かさないと大きくなれないって知ってた?」
 
「しらなかった〜。」
 
「ゲームってからだを動かすかな?」
 
「しな〜い。」
 
「だよね。だからゲームは雨の日にやったらいいんじゃない?
雨の日じゃない日は、外で遊ぼうよ。できるひとっ!」
 
「は〜い!」
 
「よし、みんないい子です。このみっつをちゃんと守れたら、病気しないで大きなからだになれるからね。
クラスのおともだちにも、おしえてあげてよ。おしえてあげることはすごくいいことだから、よろしくね。」
 
何気にアウトプットも要求しておきます。
 
アウトプットさせることで、本人のインプットの質を高めると同時に、実行継続するためのモチベーションを強化するためです。
 
他にもたくさん子どもたちに伝えたいことがあるのですが、一度に教えられることはこれが精一杯でしょう。
 
こういった小さな子どもたちと接すると本当に元気でいて欲しいと思います。
 
病気になって欲しくないと誰もが思うはずです。
 
動物たちも同じです。誰もが病気にならないで欲しいと願っています。
 
でも実際はどうでしょう。現実は…。
 
そうです。子どもの病気も動物の病気も増加し続けています。
 
病気にならない方法は、数多くあります。
 
大人がもっとたくさん学んで、周囲の子どもたちと動物たちを守ってくれたらと日々診療する中で痛切に感じます。
 
私は獣医です。
 
なので、動物たちの病気を治す仕事と、病気にならないようにする仕事を頑張ります。
 
病気になって、病気を治すために病院に行くよりも、病気にならないようにすることの方が、
比較できないくらい遥かに大事なことです。
 
病気にならないために必要なステップがあります。
 
これは成功するために必要なステップで世の中の成功者と言われている人たちはすべてこのステップを行っています。
 
逆に言うと、このステップを行えばすべての成功を手にすることができます。
 
このステップにつきましては、近日中に、小冊子にして当院にてお配りいたします。
 
みんな健康になって、もっともっと暮らしやすい日本を創りましょう。
 
子どもたちのために…。
 
動物たちのために…。
 
動物と子どもたちの健康を願ってやみません。